「コロナ禍を生き抜くために新しい売上の柱を作りたい」そんな経営者の皆様に役立つ企画を考え、明石商工会議所主催、新事業チャレンジ応援塾がスタートしました。経営計画策定セミナーを「実務を重視した伴走型」で実施するのは初の試みです。参加者は約２カ月間で新事業計画書を完成しプレゼンを行っていただきます。皆さん真摯に取り組んでいただき並々ならぬ意気込みを感じております。第４回目は新事業の利益計画作成についてご紹介しました。
目次
どんなに良いアイデアでも儲からなければ事業は続けていけない。
第３回目で新事業計画が「理論的に」出来上がりました。第４回は事業として成立するかを「数値面」で検証します。どんなに良い事業アイデアでも最終的に儲からなければ（利益が出なければ）続けていけません。参加者が考え抜いた商品・サービスの対価をしっかり獲得できるよう、３年間の利益計画を作成しました。特に重要なのが、「損益分岐点売上高」と「収益構造」を把握することです。これまでと全く異なる視点の講義となり、若干頭を悩ませておられる参加者様もいらっしゃいました。まずは、簡単な事例から損益分岐売上高の算出に取組み、自社でも使えるようになっていただきました。利益計画作成時の留意点として、最高パターンと最低パターンの両方作成することをお勧めしています。特に、最低パターン（損益分岐点売上高）を下回ると、資金繰りに直結しますので必ず作成しましょう。売上高や各経費算出はできるだけ丁寧に作成することが大切です。
次回はいよいよ、第５回新事業計画発表会です！
