11/6(水)兵庫県よろず支援拠点にて、生成AIを活用したSNS販促セミナーに登壇しました。参加者15名、殆ど方がAI利用者で何らかの業務に活用されていました。SNS集客はビジネスの欠かせないものになりましたが、投稿アイデアを考えたり、映えるデザインを作成したり、毎日投稿するのはとても大変なことです。今回はそのような悩みを抱える経営者様の一助になる内容をお届けしました。ChatGPTが登場しまだ1年程ですが、AI市場はもの凄いスピードで進化しています。今回はこれからAIを自社に取り入れたい経営者様に向けての情報や事例等をご紹介しました。
アンケート結果
満足+やや満足できると思ったとの感想が86%となりました。
今回はかなり幅広いジャンルで情報提供を行いましたが、主旨がしっかりと伝わったと思います。以下、たくさんのコメントいただいております。
生成AIの基礎知識
そもそも生成AIって何?
「ものすごく知識があるけど、感情がない、誠実なロボット」だと思います。AIの歴史は1950年頃から密かにその進化は進められていました。今はまだ人間の管理下にで動いていますが、シンギュラリティと言う言葉もあるように、遠い将来はハリウッド映画に出てくるのよう人間の意思を持ったAIが登場するかもしれません。
大手企業と中小企業の生成AI活用事例
大手は資本を投入して自社独自の生成AIを構築し、顧客サービス向上や社員教育、人不足解消に活用しています。一方、中小企業はと言うと、自社独自の生成AIは構築してませんが、経営者や社員が個々で、業務効率化を図るための活用方法を模索し、成果を出しています。どちらも共通して活用しているテーマは、コンテンツ作成、アイデア出し、情報収集でした。
ChatGPTとは
生成AIを学ぶならまずは、ChatGPTをお勧めします。生成AIのデファクトスタンダードのような位置づけであり、ChatGPTをある程度理解した後に、他の生成AIを見る方がわかりやすいです。セミナーでは、ライバルのGemini、Copilotとの比較、有料版との違い、ChatGPTの基本機能をデモンストレーションをしながらご紹介しました。
以下の注意事項などは今後、活用レベルが上がるに従って必要となります。
生成AI利用時の注意事項
①出力された情報の正確性に注意
②個人情報・機密情報は入力しない
③生成AI の利用規約の順守
④生成物が権利侵害になる可能性に注意
⑤社内利用ガイドライン策定のススメ
ChatGPTが欲しい情報を適切に聞き出すには
1.1度に完璧な回答を得ようとしない
2.AI の役割を明示する
3.指示は明確に
4.逆質問をさせる
ChatGPTを使ったインスタ投稿作成までの流れ
すぐに使える活用例を9個紹介!
ChatGPTは企画のアイデア探し、キャッチコピー、タイトル決め、本文(投稿)作成などが得意です。
今回は、インスタグラムのアカウント立上げから投稿作成までをChatGPTと一緒に作成する流れを紹介しました。
具体的には、①ペルソナ設定 ②投稿テーマ作成 ③フィード(リール)投稿作成 ④プロフィール作成 ⑤デザイン作成 となります。
前述にもありますが、「最初から一度に答えを求めないこと」です。まずは、LINEのような使い方で、ChatGPTとのやりとりに慣れ、自分なりの指示の出し方を身につけていきましょう。
トレンド生成AI紹介
画像系、テキスト生成、AI検索、動画生成、番外編で、文字おこし、パワーポイント資料やWebサイト自動生成、図やグラフの自動生成など計13ツールをデモンストレーションでご紹介しました。各社お試し版としてリリースしているところが多いです。まずは、無料版を使ってみてから、有料版への移行を検討してください。
さいごに
中小企業の生成AI活用実態は各社まだ手探りです。実際、生成AIがどれくらい中小企業経営にメリットをもたらすのかは不透明な部分が多いです。また、情報が多すぎてついていけないと感じている方も多いのではないでしょうか?まずは、ChatGPTから使い始めてみるということは前述で申し上げましたが、経営者が率先して使ってみようと思えるかが、大切なことだと思います。