事業再構築補助金1次公募の結果が出ました。

結果を受けて次はどうしますか?

事業再構築補助金1次公募の結果が出揃いました。採択率を見ると特別枠と通常枠で明暗が分かれたように思います。

特別枠 55%
通常枠 30%

申請が多かった業界は?(日刊工業新聞より)

製造業が31.7%、宿泊業・飲食・サービス業が21.8%と多くなっています。

通常枠の採択率が低かった理由は、以下だと予想しています。

・行政レビューコメント「顧客想定規模の算出が甘い」
・通常枠で単独申請された事業者は、特別枠で不採択の事業者が入っているので更に厳しかった

申請要件を満たしていない事業者が14%程ありました。これは事業再構築指針のことではないかと予想しています。

・指針をちゃんと理解しておらず、申請類型間違えた
・事業計画書への記載(表現)が甘く、審査で該当しないと判断された

2次公募申請に向けて

1次の傾向を引継ぐと思います。
締切りまであと2週間ですが、採択に拘るのであれば特別枠で申請される方も増えるのではないでしょうか。

3次公募以降

一旦特別枠がなりそうですし、事業計画の精度も上がってくると思れます。
よって、通常枠の採択率は少しは上がってくると予想しています。
と言っても40%までかと。(ものづくり補助金と同じレベルです)

今回の結果を見て、「事業再構築補助金は難しい」と判断され、敬遠される事業者が出てくるのではないかと思います。
補助「金」だけを目的で取組むと非常に厳しい戦いになると思います。
本来は企業の付加価値労働生産性を向上することが目的です。
不採択の事業者は事業計画を練り直すことで再挑戦できます。これから申請を考えている事業者は、十分な準備期間を経て、事業計画策定に取組んでいただければと思いました。

事業再構築補助金は申請準備に2~3ヶ月かかります。今年度は複数回公募がありますので、事前にスケジュールを確保して取組んでください。詳細は、事業再構築補助金サイトをご覧ください。

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