【令和5年度 新事業チャレンジ応援塾第3回】(明石商工会議所)

 令和5年度新事業チャレンジ応援塾がスタートしました。今回は、経営者、企業管理職、創業者など多彩な方が10名が集まりました。参加者は約2カ月間で新事業計画書を完成し、プレゼンを行っていただきます。
第3回目のテーマは「新事業計画書を作成する」です。成功に導く事業計画作成のコツを学ぶための様々なアプローチ法、第2回で設定した顧客ニーズも踏まえた市場設定に必要なエッセンスを盛り沢山でお届けしました。

事業には実現可能性が問われる

 事業実現可能性の3要素は、「自社の強み」「ライバルとの差別化」「需要」があります。事業コンセプト(自社、顧客、ライバル)の根拠となる情報です。特に多くの方が、「需要」をどのように調べ、根拠とすれば良いのか悩まれます。業界動向、商圏設定、人口動態、競合調査を通じ、市場規模の算出方法を学んでいただきました。今は、インターネットを活用し簡単に情報を入手することができます。できるだけ簡単に取組める方法をお伝えしました。

経営課題の確認

 ここまでで、新事業コンセプトがほぼ完成しました。ここで改めてこれまでの検討内容を振返り、自社の経営課題が新事業コンセプトで解決できるのかを、確認していただきました。このプロセスを加えることで、一貫性のある事業計画が出来上がります。

集客の仕組みを考える

 新事業の立ち上がりは集客にかかっています。ペルソナに合わせた集客の流れを考えていただきました。最近はITツールを取入れるケースが多いです。しかし地域密着で事業を行っている場合は、経営者本人の営業活動や人脈作りは欠かせません。第1回で紹介した後藤さんは、持ち前の営業力を活かしてSNSを上手く組合せ、インスタグラムのフォロワーを約4,000人獲得されていました。

さいごに

 今回の新事業チャレンジ応援塾は、「インプット⇔アウトプット」を多数取入れています。学んだらすぐに実践!自分の言葉で伝える、相手の発言にも耳を傾けることで、速いスピードで新事業コンセプトがブラッシュアップされていきます。参加者の皆様はとても積極的で、習得が非常に速いと感じました。第5回のプレゼンがとても楽しみになってきました。

アンケート結果

折返し地点を終えて、ここまでの感想をお聞きしました。

・市場規模の算出、知りませんでした。勉強になりました。
・今まで数字を使わず概算で事業を考えてきました。顧客層や人数、エリアなどを
 考えることでより実践的な事業が構築できそうです。
・具体的な課題や今後の方向性が掘り下げられました。
・数字にすることの大切さがわかりました。グループワークでは違う分野の方の
 計算方法も学べて良かったです。

次回は、第4回 儲かる事業にするについてお話しします。

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