7/25(木)赤穂商工会議所主催 創業塾のマーケティングセミナーに登壇しました。起業創業までにやっておきたい「売れる仕組み作り」と題し、マーケティングの考え方やIT・SNSを活用した販売促進についてお話ししました。すでに開業日が決まっている方、これから起業準備をする方など37名の方にご参加いただきました。
アンケート結果
大変満足+満足と回答いただいた方が92.9%となりました。今回はかなり幅広いジャンルで情報提供を行いましたが、主旨がしっかりと伝わったと思います。以下、たくさんのコメントいただいております。
マーケティングとは「お客様が自然と買いたくなる状況を作る」こと。
簡単なワークを通じてお客様目線になれるトレーニングを行っていただきました。普段私達が何気なく利用しているお店やお気に入りのお店、きっと何か「きっかけ」があって利用するようになったはずです。その「きっかけ」を紐解いていくと「ユーザー心理」に到達します。私達はいつの間にか、そのお店の「売れる仕組み」に乗せられているのです。トレーニングを続けていくと「ユーザー心理」に気づけるようになります。
ペルソナの設定
具体的な顧客像(ペルソナ)を作成
セミナーでペルソナ作成に挑戦していただきました。ペルソナとは、商品やサービス開発の際に設定する架空の人物モデルです。あたかも実存する1人のユーザーの様に仕立てたものです。
ターゲットは、年齢、性別、地域などある程度ボリュームがある属性で設定しますが、ペルソナとは異なります。これがしっかり構築できると、具体的な商品・サービスアイデアや提供方法は自然と導きだされます。例えば良くある相談で、ちらしのキャッチコピーやSNSの投稿内容が決まらないなどの悩みも解消されます。
販促におけるIT・SNSを活用法ついて
ツール選定をする前に「集客動線」を決める。
集客動線とは、まだ見ぬ皆さんの顧客になってくれそうな人と何らかの方法で接点を持ち、固定客へ引き上げていくことです。起業創業時に一番苦労するのが「集客」です。起業前の集客への取組みは、向こう1~2年の売上を左右すると言っても過言ではありません。「集客の仕組み」を作りましょう。
ITツールを検討する際、「どんな情報を誰に向けて発信し、どのような情報を入手するのか」、つまり「情報の動線設計」を決める必要があります。その際、中心となるホームページを取入れ、他のツールを1~2つ組み合わせて利用することをお勧めしました。
ITツールの特徴を広く浅く知っておく。
集客に使えるITツールはたくさんあり、それぞれ得意分野があります。例えば不特定多数の人に知って欲しい場合はインターネット広告、クラウドファンディング、プレスリリースがあります。見込客作りには、ホームページ、ECサイト、メールマガジン、ブログなどがあります。特定の方との関係作りならSNSなどになるでしょう。また、地域に根差して事業をする場合はちらしが適しているので、ITを必ず使わないといけない訳ではではありません。各カテゴリでよく使われている製品やSNSの特徴をご紹介しました。
開業時に必ず入れておきたい業務効率化ツール
会計ソフトは必ず導入しましょう。今はクラウド型で安価で簡単に導入ができます。その他にも決済、POS、予約管理など、業務に合わせて選定が必要になります。集客効果を高めるためには、このようなバックヤードで働いてくれる業務効率化ツールが必要になります。また、最近話題のChatGPTも少しご紹介しました。
集客ツール選定・運用のポイントは?
最近、SNS流行でホームページの利用少なくなっているように思います。私はホームページはあった方が良い派です。その理由は、ホームページはインターネットにさえ繋がれば世界中の人々に見つけてもらえますが、SNSはアカウントがない人には見てもらえないからです。
売れる仕組みについて色んな切り口でお話しましたが、共通点は「常にお客様の立場になって考え続けること」が成功への近道だと思います。