事業再構築補助金を自力で作成し採択した事例

概 要

 新型コロナウィルスで経営難に陥った飲食店がたくさんあります。そのような中、新たな活路を見出し、テイクアウト事業を立ち上げるため事業再構築補助金にチャレンジした飲食店を支援いたしました。しかも同社は、社長自らが事業計画書を作成し、採択を勝ち取りました。長年地域密着でイタリアン店を経営していおり、高級食材をリーズナブルな価格で提供することで、地元企業や女性から人気があります。

企業情報

業 種飲食業
業 歴約15年
従業員数約5名
売上高約2,000万
設備投資額約500万

補助金申請前の経営状況

  • コロナ前は、地元企業の団体客で盛況だった
  • 料理長独自ルートで、高級食材をリーズナブルな価格で提供できる
  • コロナで売上激減した
  • 在宅ワークが増え、女性のお一人様ランチ利用が増えてきた
  • 新たにテイクアウトを始めたい
  • 厨房が手狭で製造キャパがないので、改装したい

コンサルタントはここに着目

  • 業歴が長く、常連客が多い、知名度もある
  • 団体から個人へのアプローチは可能、販路開拓の可能性がある
  • お店の味をそのまま家庭へ届ける工夫が必要
  • 顧客管理が出来ていない

事業計画書作成でアドバイスしたこと

採択への最大の近道は、審査項目に忠実に答えること

 採択(合格)する最大のコツは、審査項目に忠実に答えることです。公募要領に審査項目が記載されています。これは、「答えは教えてくれるが、答え方は自分で考えなさい」という意味です。事業計画を作成する過程で、審査項目を何度も読み返し、妥当な案を検討していきました。

最大のポイントはマーケティング戦略

 不採択になる事業者の殆どの原因が、マーケティング戦略の甘さといっても過言ではありません。
当社は、地域密着であったため、テイクアウトの収支計画はある程度、正確なものが算出できると思い、作り方を助言しました。また、以下を計画書に盛り込むようアドバイスしました。
・イートインとテイクアウトのターゲットとニーズの違い
・ターゲット層と想定人数、市場規模
・テイクアウトメニューと価格
・イートインとテイクアウトメニューの明確な違い
・商圏内同業者との違い
・集客の具体的な取組み
・従業員を巻込んだ取組み
・ITを活用した顧客管理の取組み(LINE、Webサイト)
・事業再構築補助金申請までのスケジュールと工程を明確にし、協力体制を作る
・新事業の収益計画算出根拠

まとめ

 事業再構築補助金は、専門家へ依頼する流れが多い中、自社経営を見直すため、社長ご自身で作成されました。何度も何度も粘り強く添削にお越しいただき、やっと掴んだ採択です。これは本当に価値があります。

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