赤穂商工会議所主催 創業塾のマーケティングセミナーに登壇しました。起業創業までにやっておきたい「売れる仕組み作り」と題し、起業創業時に必要なマーケティングの考え方やIT・SNSを活用した販売促進についてお話ししました。今回はオープンセミナーとして、すでに経営をされている方もご参加いただき、30名程ご参加いただきました。
マーケティングとは「お客様が自然と買いたくなる状況を作る」こと。
まずは簡単なワークからスタート。
簡単なワークを通じてユーザー視点になれるトレーニングを行っていただきました。普段私達が何気なく利用しているお店やお気に入りのお店、きっと何か「きっかけ」があって利用するようになったはずです。その「きっかけ」を紐解いていくと「ユーザー心理」に到達します。私達はいつの間にかそのお店の「売れる仕組み」に乗せられているのです。トレーニングを続けていくと「ユーザー心理」に気づけるようになります。
事例を元にマーケティングについて考える。
少し問題を抱えている創業店舗事例を紹介し、問題解決策を考えていただきました。創業時によくぶち当たるケースです。参加者の皆様、真剣に取組まれ、鋭い意見や改善策をたくさん出されていました。
売れる仕組みは「事業コンセプト」と「集客の仕組み」の2本立て
事業コンセプトとは、「誰に・何を・どのように」売るのか、ということです。集客の仕組みとは、まだ見ぬ皆さんの顧客になってくれそうな人と何らかの方法で接点を持ち、固定客へ引き上げていくことです。これらを曖昧に設定してしまうと、事業が長続きしない可能性があります。セミナーでは、事業コンセプトの設定の仕方と集客の仕組みについて詳しく説明しました。
IT・SNSを活用した販売促進について
よく、「自分にあったSNSツールについて教えてほしい」と相談を受けます。答えは、私にもわかりません、です。最近SNSブームでツール選定から入る方がいらっしゃいますが、「ターゲット像は決まっていますか?」、「狙っているターゲット像はあなたが活用しようとしているSNSを見てくれる方々ですか?」と質問返しをすることが殆どです。どのITツールを使うのか考える前に、前述の「事業コンセプト」をしっかり固めましょう。また、代表的な販促に使えるITツールと代表的なSNSの特徴をご紹介しました。利用ポイントとして、ホームページ様な情報の中心となるツールと他1~2つのツールと組み合わせることをお勧めしました。
チラシの作り方、プレスリリース
チラシ作成時に便利なWEBサービス、プレスリリースの作り方のコツについてお話ししました。いかに他人の目を引けるか、これもユーザー視点が求められます。実際のプレスリリース記事を見ながら考えていただきました。
売れる仕組みについて色んな切り口でお話しましたが、共通点は「常にお客様の立場になって考え続けること」が成功への近道だと思います。