概 要
中小企業にとってIT投資は後回しになりがちです。社内にIT管理ができる人材がおらず、検討自体が遅れているからです。最近は補助金のお陰で検討しやすくなりましたが、IT人材への投資が進んでいないため利用の機会を逃すケースもあります。今回は、当方がIT人材に成り代わり、課題解決のお手伝いをした事例です。
企業情報
業種 | 卸売業 |
業歴 | 約60年 |
従業員数 | 約100名 |
売上高 | 約15億 |
経営者が抱えていた問題点
- 月初の売上予測と月末の実績がズレる
- 効率的な営業活動を行いたい
- 情報ができる人に集中して引継ぎができない
- ITに詳しい人材がいない
- 自社にあったITツールを導入したい
コンサルタントはここに着目しました
- 紙ベースではあるが日報運用ルールがある
- 基幹システムで顧客データを管理している
- 結果管理重視で、プロセスが人任せである
- グループウェアは予定とメールの利用程度である
実施したこと
- 営業活動方針と業務の流れを把握しシステム化できる業務を洗出しました
- 経営層がシステムで捉えたい情報を決定しました
- 顧客管理システムとベンダーを選定しました
- 課題の解決に向けた運用を提案しました
- 導入後は営業会議に出席し、運用フォローを行い、システム定着まで支援をしました
取組んだ効果
- 営業情報の見える化が図られました
- クレーム発生時の迅速な対応ができるようになりました
- 売上予想と実績の差異が出ても原因がわかるようになりました
- 全社的なITリテラシーが向上しました