販促実践講座 【スマホで始める集客術】 に登壇しました

 赤穂商工会議所主催 創業塾のフォローアップセミナーに登壇しました。創業塾カリキュラムでは起業・創業に必要な売れる仕組みについて、考え方を中心にお話ししました。今回は、特に注目度が高い、SNS・Webを活用した集客についてお話ししました。何となく、世の中の情報に流されて始めてしまう「SNS難民」が増えています。そのような方に向けても役立つ内容になっていると思います。活用事例、Googleビジネスプロフィール、Line公式アカウント、Instagram、Canvaについて、実践的な内容をお届けました。前回のセミナー内容はこちらをご覧ください。

目次

活用事例紹介


 フラワーケンズ明石大久保店(以下、フラワーケンズ様)の活用事例を紹介しました。ブーケ、フラワーアレンジメントなどの生花系のお花、胡蝶蘭等の花鉢、プリザーブドフラワーなど、幅広い品揃えが特徴です。長年、地域密着で店舗経営をしている傍ら、全国発送も行っております。フラワーケンズ様の活用例を見ながらら、Web、SNSを活用した集客のポイントについて紹介します。

ポイント①「集客動線を作る」

 今回、事例としてご紹介したいと思った1番の理由は、「集客動線が確立されていること」にありました。当社代表は、自社の事業コンセプトに合った集客の流れを考え、ITツールを選定していました。代表のお話しを聞いていると、「ターゲットが明確にあり、達成するために必要なITツールを取入れている」ということが、伝わってきます。中心となる情報基盤はWebサイト、地元の見込み客作りにGoogleビジネスプロフィール、通信販売など全国へ向けた見込み客作りに、TwitterInstagram、リピーター作りに、Line公式アカウントを利用しています。

ITを活用した集客動線
※左から右へご欄ください。

ポイント②「分析」と「改善」

 店舗にお伺いした際、分析ツールを見せていただきました。慣れた説明の様子から、日々活用していることがわかりました。当社は分析データを見ながら、小まめに改善アクションを取られています。分析と聞くと、苦手意識を持たれる方が多いのですが、それほど難しく考えるものではありません。今時のWeb・SNSは、ITが苦手でもわかりやすい分析ツール(インサイト)が付いています。それらを毎日見るだけで良いのです。数値を時系列で捉えることで、自社のお客様の傾向が感覚的に掴めるようになります。

集客ツール紹介

Googleビジネスプロフィール

 最近、注目されているGoogle無料集客ツールです。プロフィール、商品情報、投稿、メッセージ、予約、口コミなど、幅広い機能が無料で使えます。このツールの良い点は、Google検索とGoogleマップ検索で上位表示されることです。特に、地域密着で経営をしている事業者には適しています。
 例えば、フラワーケンズ様の場合で説明します。地元の方がお花屋さんを探している場合、通常私たちはスマートフォンから、「明石大久保駅(スペース入力)花屋」で検索すると思います。すると、検索したユーザーの条件に近いお花屋さんが上位に表示されます。そして上位表示されたお花屋さんから購入する店舗を決定します。ちなみに、フラワーケンズ様は上位(ほぼ1位)に表示されます。これは、Googleのルールに則り、継続投稿しているからです。

Line公式アカウント 

 見込み客から固定客作りに適したツールです。メッセージ配信、クーポン、ショップカードなど、優れた機能を備えたメニューが用意されています。また、日本人の大多数が利用しているので、導入しやすいです。プランは3つありますが、殆どの方がフリープラン(配信メッセージ月1,000通まで無料)で対応できます。例えば、フラワーケンズ様の場合、店舗で購入されたお客様にレジでQRコードをスキャンしてもらい、公式アカウントへ登録、ショップカードでポイント付与しています。

Line公式アカウント登録の流れ

Instagram

 Instagramは、コロナ以降、本当に相談が増えました。今旬の集客ツールであることは間違いないですが、レッドオーシャンであり、ビジネスとして攻略するにはそれなりに勉強が必要です。

Instagramが向いている方

 ビジネスとして利用する場合、例えば、1万フォロワーを目指す、全国展開をする、などの目標がある方のことです。まず、ビジュアル訴求ができる商材を扱っていることが望ましいです。次に、根気良く継続運用できることです。Instagramは、「アルゴリズム」というお作法があります。それを理解して運用しないと、集客には繋がりません。例えば、Webサイトの検索エンジン対策に知見がある方は、対応しやすいと思います。
 ですが、地域密着で限られた商圏でビジネスをする場合は、この限りではありません。もっと、自由に運用していも良いと思います。

Instagram運用のポイント

ビジネスとしてInstagramを利用するために、以下を紹介しました。
 ①アカウントのコンセプト(ペルソナ)を決める
 ②プロフィールを設定する
 ③目標フォロワー数を決める
 ④投稿内容の方向性を決める
 ⑤ハッシュタグをうまく活用する
 ⑥ホームページや他のSNSと連携する
 ⑦アルゴリズムを理解する
 ⑧継続する

参考アカウント紹介

 Instagramのミッションは、「大切な人や大好きなことと、あなたを近づける」。本来の目的は、お客様とコミュニケションを取り、1人でも多くのファンを作ることです。その為に、アルゴリズムを意識したり、積極的にフォローしたり、運用のやり方は千差万別です。私が気になったアカウントを紹介しました。どれも事業主の想いが伝わってくる、素敵なアカウントです。
押し花スマホケース講師 中丸 摂子
クロワッサンと紅茶のお持ち帰り専門店 9683
ベビーマッサージ&親子レッスンスタジオ ハハトッコ

Canvaを使った販促ツールの使い方

 大人気の販促作成ツールCanva(キャンバ)です。人気の理由は、各種SNSのサムネイルサイズに合わせた素材が非常にたくさん用意され、洗練されたデザインで、自分のイメージあった素材が必ず見つけられる、からです。名刺、ちらしなどの印刷物、プレゼン資料、動画作成など、幅広い用途に対応しています。セミナーでは、Instagram投稿デモンストレーションを行いました。モックアップ機能を使って、自撮りした写真や動画を、簡単にデザインへ反映できることをお伝えしました。

Canva作成画面
セミナーの様子

Instagramアカウント開設しました。
売上に悩む方へインスタ集客術や経営に役立つ情報をお届けします。
経営者、起業される(したい)方、経営に興味がある方、支援機関の皆様、是非フォローお願いします。

目次
閉じる